治療の流れ
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1ご相談
歯並びや咬み合わせでお悩みの方は、まず矯正の相談を承っておりますので、気軽にご連絡ください。歯並びのお悩みやご希望の治療方法などをおうかがいした上で、矯正治療の内容などについて誠意をもって説明いたします。ご不明な点や、確認しておきたいことなどがございましたら、何でもご質問ください。
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2精密検査
歯並びや咬み合わせの状態をくわしく確認するために、レントゲン撮影、口腔内写真撮影、顔面写真撮影、歯型取りなどの精密検査を行います。このとき、虫歯や歯周病などが見つかった場合には、それらの治療を優先します。
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3診断・治療計画の立案
精密検査の結果をもとに適切な診断を行い、お一人おひとりに適した治療計画を立案します。
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4カウンセリング
治療期間や費用などを含めた具体的な治療方法を提案させていただきます。治療方法は複数用意させていただく事もございます。ご納得されるまで説明した上で、治療方法を決定いたします。
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5治療開始
カウンセリングで説明いたしました内容をご納得・ご希望いただいた上で矯正治療を開始いたします。一般的な治療期間は簡単な治療の場合は半年~1年程度、本格的な治療の場合は2~3年程度となります。通院回数は簡単な治療の場合は6回程度、本格的な治療の場合は24回程度となります。患者様によっても異なりますが、矯正治療中は1~2ヶ月に1回程(予約の状況により変動あり)ご来院いただき、装置の装着や調整を行います。また、治療中のお口の健康を守るために、患者様の歯並びに適したブラッシング方法を指導いたします。
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6保定期間
動的治療が終了し、治療計画通りに歯が動いたのを確認したら、歯並び・咬み合わせを安定させるために、保定を行います。保定期間中は「リテーナー」というマウスピースを装着していただき、歯の後戻りを防ぎます。通常、2~6ヶ月に1回程度の頻度でご来院していただき、経過観察や口腔内のケアなどを行います。
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7治療終了
保定期間が完了しましたら、矯正治療は終了となります。治療によって整った歯並び・咬み合わせを維持するためにも、治療後も1年に1回程度の頻度でご来院いただくことをおすすめします。
矯正費用
※矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)の診療です。
検査+診断 +カウンセリング費用 |
一期治療の方…¥38,500(税込) 成人矯正の方…¥48,400(税込) |
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一期治療(成長期の矯正) | ¥330,000〜¥495,000(税込) |
二期治療(一期治療の続きのマルチブラケット矯正費用) | ¥330,000〜¥495,000(税込) |
部分矯正費用 | ¥110,000~¥440,000(税込) |
マルチブラケット矯正費用 (成人矯正) |
¥660,000〜¥990,000(税込) |
マルチブラケット矯正費用 ホワイトワイヤー(上) |
¥693,000〜¥1,023,000(税込) |
マルチブラケット矯正費用 ホワイトワイヤー(上下) |
¥715,000〜¥1,045,000(税込) |
マウスピース型矯正歯科装置 (成人矯正) |
¥770,000〜¥1,100,000(税込) |
舌側矯正 (リンガル成人矯正)(上) |
¥935,000〜¥1,265,000(税込) |
舌側矯正 (リンガル成人矯正)(上下) |
¥1,100,000〜¥1,430,000(税込) |
調節料 | ¥3,300~¥4,400(税込) |
保定装置 | 矯正費用に含む |
転医時の資料作成費用 | ¥22,000(税込) |
矯正歯科治療にともなう一般的なリスクと副作用
美しい歯並びや健康的な咬み合わせは大きなメリットですが、全ての医療と同様に矯正歯科治療にも潜在的なリスクや副作用があります。
矯正歯科治療には以下の一般的なリスクと副作用があることをご理解ください。
※もちろんすべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。
- 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日間〜1,2週間で慣れる場合が多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間より長引くこともあります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に大きく影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることがあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯茎がやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更することもあります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりすることもあります。
- ごくまれに矯正装置を誤飲することがあります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入ることや、かぶせ物(補綴物)の一部が破損することがあります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが起こりやすくなります。
- 装置が外れた後、できあがった咬み合わせに合ったかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などやりなおすことがあります。
- あごの成長発育により、咬み合わせや歯並びが変化することもあります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じることがあります。加齢や歯周病などにより歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することもあります。その場合、再治療などが必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状況に戻すことは難しくなります。
治療後の注意点
良くなった歯並び・咬み合わせを維持するために
矯正治療で良い歯並び・咬み合わせとなっていただいた後は、それを維持するため、通常2~3年程度、保定装置を使っていただきます。年に数回程度ご来院いただいてメンテナンスを受けたり、「MFT(口腔筋機能療法)」を継続して行ったりすることが重要となります。 保定装置期間の終了後も「歯槽骨」や「歯根膜」などの歯周組織は変化することがあるため、歯並び・咬み合わせの維持には定期メンテナンスやMFTの継続が欠かせません。保定装置期間の終了後も、1年に1回程度、当院へ通院されることをおすすめします。